洋梨の記録

用無しの記憶

映画『ザ・ビートルズ Eight Days A Week-The Touring Years-』を観て下さい

ビートルズの話です。「名前は知ってるけど特に興味ない」「オジサンが好きなやつね」的なイメージをお持ちの方にビートルズは良いコンテンツだよ~!ステマするページです。もしCD叩き割りたいぐらいビートルズが憎いという方は今すぐこのページを閉じてください。ビートルズ好きだよーって方がいらしたら今すぐDMくださいお話ししてくださいお願いします。

 

 

◆とにかく映画を観て欲しい

2016年9月末からドキュメンタリー映画が劇場で公開されています(追記:上映終了しました)。 

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(出典:映画『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK』公式サイト

左からジョージ・ハリスンポール・マッカートニーリンゴ・スタージョン・レノンです カメラに夢中なジョージかわいい

 

The Beatles Eight Days A Week  –The Touring Years- 』と題されたこの映画はビートルズにとって公式映像として21年振り、公式映画として46年振りとなる新作です。

とりあえず予告映像を観て下さい。2分ちょっとです。2分だけ!2分だけお時間ください!


9/22公開『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK –The Touring Years』本予告(CD告知入り)

 

 

ご覧になりました?もしこれで「うわっビートルズ生理的に無理」となってしまったならごめんなさい、私には実物を観て判断して貰う以上の手立てがない…。

で、ちょっと面白そうかも?、と思ったそこのあなたは本編を観るしかない、観て下さい、観て損はしません!絶対に!

各種動画配信サービスでのレンタルも開始していますので観ましょうよ。めっちゃ面白いよ~。

 

ちなみに本作品は第59回グラミー賞 Best Music Film部門にノミネートされたようで、来年2月の授賞式が楽しみです(追記:最優秀音楽映画賞を受賞されました!おめでとうございます)。

 

 

ビートルズをよく知らない人にこそ観て欲しい“ビートルズモノ”

メンバーもよく知らないし、曲もイエスタディとレットイットビーぐらいしか知らないしという方、無問題です。何も知らなくても絶対に楽しめます!むしろ詳しく知らない方が純粋に楽しめる映画ではないかと思います。

どうも巷の映画レビューサイトを見ると、知ってるエピソードや既出映像が多いからと低評価をつけてる人がいますが、”広く門戸をひらく”という意味では満点に近い出来じゃないかな~と思いました(ていうか知ってるエピソードばかりだからという理由で低評価をつける人の心理が分かりません…レビューサイトあんまりあてにしないで…)。

 

この映画は”The Touring Years”のサブタイ通り、ライブツアー時代に焦点が当てられています。ビートルズの活動期間は約8年ですが、世界規模でライブツアーを行っていた前半期(=お揃いのスーツとマッシュルームカットの、いわゆる”アイドル時代”)、主にレコーディングを中心に活動していた後半期(=ビジュアル的にはヒゲを生やした長髪ルック)で大まかに分けるとすると前半期がメインになるという感じです。

バンドの軌跡が誰にでも分かるような神編集が施されているので、大まかなあらすじは予告編をはじめ公式サイトをちらっとごチェックするだけでオッケーです!

あと演出がばっちりイマドキでオサレです。2016年ver,のビートルズです。観よう。

 

 

余談ですが、“当時のビートルズ人気”が具体的にどんなものだったのか、ごく一部の例を挙げると、

・「She Loves You」というレコードは予約だけで100万枚以上売れた

アメリカ進出をした際にビルボード誌ランキングの1位から5位までを独占した(この記録は2016年になっても破られてない!)

・オーストラリア公演では空港に到着した四人を歓迎するために30万人が15km以上の沿道を埋め尽くした

・彼らに課せられた1年間の納税額はおよそ56億円(…)

 

などなど、文字にすると陳腐かもしれませんが、何がすごいって50年以上前、インターネットもSNSも何にもない時代の話ですよ。すごくない? しかもイギリス出身のバンドが60年代のアメリカで成功してまさに世界一を獲ったんですね、すごいね。  世界中で大人気だったわけでライブ中の観客(主に女性)は阿鼻叫喚です。どれほどの阿鼻叫喚っぷりかは映画を観て欲しい(やばいから)。1960年代は音響システムが未発達だったため、メンバーは自分達の演奏音が聴こえないという信じ難い環境でライブをしていたんですね。つまらないライブとレコーディングと撮影と移動に明け暮れる毎日。ビートルズブラック企業もとい世界一のブラックバンドだった・・・(労働環境に限ってね)。それで1966年8月を最後にライブ活動をやめてしまう、というくだりが劇中でも描かれています。ライブをしないロックバンドなんて当時は皆無だったので、それほどあまりにもあんまりな状況だったのではないでしょうか。けれどライブをやめて楽曲作りに専念したおかげで数々の名曲が生まれたわけなので、運命というものは分からない…。

 

 

◆ヲタク的推しポイント:仲良しな四人に萌える

邪道な(?)推しポイントも述べておきたい…。四人とも、ほんっっとうにかっこよくてかわいいんです。メンバーの誰かが言ったジョークにきゃっきゃと笑い合う姿は超楽しそうだし、本物の四人兄弟みたいに仲良しで、何というか、キラキラしてる。まさに””アイドル””。予告の中でもありましたが、ずっと一緒にいて苦労と栄光を共にして深い絆で結ばれていたんですね(その反動もあって後期は……)。

 

しかしそもそもビートルズ=アイドル、の図式がピンとこない方もいるかもしれません(私も最初はそうでした)が、彼らは紛れもなく世界最強のアイドルです。歌ってる姿、動いてる姿、喋ってる姿、「あ~~っこれは人気出るわ」と納得せざるを得ない。マジで。

髭生やして気難しそうな顔したアーティスト写真のイメージが強かったり、若い頃のマッシュルームカットの印象が強い、分かります。でもそれ誤解なんです違うんです本当にかっこよくてかわいいんです映画を観れば分かります!映画を観れば分かります! 観よう。

 

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(出典:映画『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK』公式サイト

守りたい、この笑顔…アイドル時代のビートルズは完全に””アイドル””です

 

 

そうなんです。ビートルズの凄さのひとつはアイドルとしてもアーティストとしても世界の頂点を極めたことだと思うんです。

アイドルって笑顔とスター性で夢を与える存在じゃないですか、アーティストって音楽やパフォーマンスを通して夢を与える存在じゃないですか。ビートルズはそうやって夢を与えてくれるんです。間違いなくスターです。後にも先にも類を見ないバンドだからこそ、50年以上経ってもなお世界中で熱狂的に支持され、こうして新たな映画が作られるのでしょう…。四人ともが才能に満ち溢れていてかっこよくてかわいいくてチャーミングで素敵なんですマジで。

 

映画の冒頭で、最年長のリンゴが「一人っ子の僕に3人の弟ができたみたいだよ」と言うシーンがあるんですけど、ニコニコしてて一番体の小さいあなたが一番弟キャラに見えるよ!とツッコミを入れたくなること受け合いです。ギャップ萌え要素もしっかり押さえてます。

更に脱線しますが、劇中で著名な方が各メンバーを評するシーンがありまして、曰く「ジョンは勇敢。ポールはキュート。リンゴは魅力的。ジョージは私の姉が夢中だった」。ジョージのことだけ突然すんごい私的なコメントが繰り出されたので映画館で吹き出しかけた。姉が夢中だったという印象が何より強かったんでしょうね・・・分かるよ夢中になるのめっちゃ分かるよ。ビートルズ第三の男と言われるジョージ。イケメンでニヒルで努力家でスタイル抜群なのにメンバーいち食いしん坊でインド哲学の虜になった心優しい最年少のジョージ・ハリスンリードギター担当のジョージ・ハリスンです。日本人に名前を覚えて貰えない率ダントツ1位のジョージ・ハリスンジョージをどうぞよろしくお願いします(何の話だっけ)。

 

 

 

◆“ビートルズ体験”に最適な映画

「最初のビートルズ体験」に最適な公式素材はこの映画であると断言します。前までは布教アイテムとしてアルバムを渡していたんですが、これからはこの映画がある。ありがたい! もちろん、ビートルズの曲は一通り聴いたけどいまいち好きになれなかったという方がいるかもしれません。究極のところ理屈や言葉で理解する類ではないと思いますし(異論は大いに認めます…)、好き嫌いはあって当たり前です。

でも現代のポピュラーミュージックの基礎を作ったのは紛れもなくビートルズであり(※ビートルズ登場以前の大衆音楽を聴けば一聴瞭然です)ビートルズの作った基礎が現代の音楽にごくごく普通~~に溶け込んでいるんです。ルーツを体感しないなんて勿体ない。 あんたビートルズの何なんだよ保護者かと言われそうなほど偉そうな物言いで申し訳ないんですけど。 良いものは何年経とうが関係ない。「古い音楽だから、古いバンドだから」というそれだけの理由で何となく避けられてしまうことが、歯がゆくてしょうがない。 ビートルズは今でも””旬””なコンテンツですよ!

 

最後に医療検査で使われるX線CTスキャンビートルズのレコードの莫大な売り上げによって生まれた技術であること、ご存知でしょうか。文字通り、音楽で世界を変えたんです。すごい。

歴史に名を刻んだ素敵な四人にこの映画から触れてみませんか。心に響くおすすめの映画です。観て~~!